入所施設の夜勤より負担が少ないお泊りデイ

お泊りデイサービスでの仕事は、夕方から翌朝までの勤務が基本です。勤務の流れの一例を挙げてみると、まず18時ごろに夕食を提供し、19時に夕食の片付けや掃除を行います。そして、20時には就寝介助を行い、21時頃から介護記録の書類作成をして夜間巡回を始めます。

そして、ときにはおむつ替えやトイレ介助などを臨機応変に行い、翌朝6時頃に利用者を起こして、7時に朝食を提供し、9時になったら自宅まで車で送ります。なお、引き続きデイサービスを利用される場合は、日勤者に引き継ぎをしなければなりません。これがお泊りデイサービスの仕事の流れになります。

お泊りデイサービスの場合、利用者の定員は最大で9名までになっているので、最大25名を1人でお世話する特養の仕事に比べると、夜勤の負担は軽いといえるでしょう。しかし、いくら負担が軽いといっても夜働くことになるので、疲労は溜まりやすくなります。ただし、給与は昼間のデイサービスに比べると高い傾向にある点は魅力だと言えるでしょう。

ちなみに、お泊りデイサービスは、デイサービスを利用している方を対象としているので、医療行為を必要とする人は利用することができません。したがって、緊急措置が必要になるケースは少ないのが特徴です。そのため、入所型の介護施設の夜勤ほど緊張感を感じることはないでしょう。「日勤帯の仕事だけでなく、夜勤の仕事にもチャレンジしてみたい」という方は、まずはお泊りデイサービスからはじめてみてはどうでしょう?